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宮城県の考古学情報-2012年度 
<全国の考古学情報はこちらです>
発掘調査速報、考古学関連イベントの情報をメール(info@m-kouko.net)でお寄せください。
マークのあるタイトルはクリックすると詳細情報を表示します。

「興野義一先生追悼集・著作集」刊行のお知らせ

2011年12月22日に亡くなられた当会顧問興野義一先生の追悼集・著作集が、3月30日に丸善仙台出版サービスセンターから刊行されました。
「興野義一追悼集 出会い」(226頁)「興野義一著作集 時を語る」(425頁)の2分冊からなっています。

平成24年度 宮城の発掘調査パネル展

期間 平成25年3月25日(月)~4月5日(金)
会場 宮城県庁 1階ロビー
内容 平成24年度に宮城県内で行なわれた発掘調査の中から、16遺跡を選んで成果を紹介します。
主な遺跡 谷地遺跡(蔵王町)、中筋遺跡(山元町)、山王遺跡、多賀城跡(多賀城市)、仙台城跡(仙台市)
※会場には、パンフレットを用意しています。
問い合わせ先 宮城県教育庁文化財保護課 電話022-211-3684

「仙台湾沿岸貝塚の基礎的研究 II -南境貝塚-」発刊

当会顧問の後藤勝彦先生が「仙台湾沿岸貝塚の基礎的研究 II -南境貝塚-」(408頁)を自費出版されました。
頒布用は50部のみの限定出版(送料とも3000円)となっています。
お申し込みは〒985-0056 塩釜市泉ヶ丘3-1 後藤勝彦 まで。

第39回 古代城柵官衙遺跡検討会 

日時 平成25年2月23日(土)・24日(日) 参加費(資料代)2,000円 ※参加申し込みが必要です。
会場 東北歴史博物館 講堂 (宮城県多賀城市) >>>会場ホームページ
内容 特集『古代東北の城柵と災害』(報告・討論)/平成24年度調査成果報告
主催 古代城柵官衙遺跡検討会
共催 東北歴史博物館・多賀城市教育委員会・宮城県考古学会
日程
第1日目 2月23日(土)
  12:00~  受付開始
  13:00~13:10 開会行事(東北歴史博物館長・代表世話人挨拶)
           平成24年度調査成果報告
  13:10~13:35 秋田城跡第101次調査(秋田市秋田城跡調査事務所)
  13:35~14:00 伊治城跡(栗原市教育委員会)
  14:00~14:25 多賀城跡第85次調査(宮城県多賀城跡調査研究所)
  14:25~14:50 山王遺跡八幡地区(宮城県教育委員会)
  14:50~15:05 〈休 憩〉
  15:05~15:30 山王遺跡多賀前地区(宮城県教育委員会)
  15:30~15:55 与兵衛沼窯跡(仙台市教育委員会)
  15:55~16:20 郡山遺跡(会津若松市教育委員会)
  16:20~16:30 〈質疑応答〉
  18:30~20:30  情報交換会 (会場:ホテル法華クラブ仙台)
第2日目 2月24日(日)
  9:00~ 開場・受付開始
       特集 『古代東北の城柵と災害』
  9:30~ 9:40 趣旨説明
  9:40~10:20 報告1「多賀城跡と山王・市川橋遺跡(仮)」(多賀城跡調査研究所・多賀城市教育委員会)
  10:20~10:45  報告2「城輪柵跡」(山形大学)
  10:45~10:55 〈休 憩〉
  10:55~11:20 報告3「秋田城跡」(秋田市秋田城跡調査事務所)
  11:20~11:45 報告4「払田柵跡」(秋田県払田柵跡調査事務所)
  11:45~12:10 報告5「志波城跡」(盛岡市教育委員会)
  12:10~13:10 〈 昼 食〉
  13:10~13:45 報告6「九世紀城柵の災害資料(仮)」(宮城学院女子大学)
  13:45~14:50 特集討論
  14:50~15:00 閉会行事
平成24年度調査成果資料報告
  1.志波城跡(岩手県盛岡市教育委員会)
  2.徳丹城跡(岩手県矢巾町教育委員会)
  3.胆沢城跡(岩手県奥州市教育委員会)
  4.払田柵跡(秋田県払田柵跡調査事務所)
  5.多賀城跡第84次調査(宮城県多賀城跡調査研究所)
  6.権現山遺跡(宮城県大崎市教育委員会)
  7.団子山西遺跡(宮城県教育委員会)
  8.常磐自動車道関連遺跡 内手遺跡ほか(宮城県教育委員会)
  9.根岸遺跡(福島県いわき市教育委員会)
  10.西原遺跡(福島県郡山市文化・学び振興公社文化財調査研究センター)
参加費用・申し込み方法等
  所定の申し込み用紙に必要事項をご記入の上、下記事務局あてに郵送もしくはFAXでお申し込みください。
  参加諸費用は当日会場受付にて頂戴いたします。
  →第39回古代城柵官衙遺跡検討会参加申込用紙(PDFファイル:66KB)
申し込み先
  〒985-0862 多賀城市高崎1-22-1
  宮城県多賀城跡調査研究所 古代城柵官衙遺跡検討会事務局(担当:吉野)
  FAX:022-368-0104 TEL:022-368-0102
申し込み締め切り
  平成24年2月1日(金) ※ただし、会場の定員280名になり次第、締め切りとさせていただきます。
費用
  参加費(資料代)2,000円、情報交換会会費6,000円、24日昼食代(お弁当)1,000円
注意事項
  ※会場までは、仙台駅からJR東北本線で国府多賀城駅(運賃230円)が便利です。
  ※情報交換会場の「ホテル法華クラブ仙台」は仙台駅西口から徒歩15分です。
  ※検討会会場は席に限りがありますので、手荷物は少なめにお願いします。博物館の手荷物ロッカーは少ないので予めご了承ください。
  ※2月24日(日)の昼食は博物館内外のレストラン・コンビニ・スーパーもご利用になれます。事務局で用意する弁当(1,000円)を希望される方は別紙申込書にて予めご予約ください。
  ※図書交換会参加希望者は、参加申込書記載欄に必要事項を記入し事務局へお申込みください。
  ※宿泊施設につきましては、事務局では斡旋いたしませんので各自でご予約ください。仙台・多賀城周辺の宿泊施設は、震災・大学受験の関係で混み合います。早めのご予約をお薦めします。

―仙台市・光州広域市国際姉妹都市提携10周年記念―
企画展示 氷河期の人類
-石器と遺跡から見る仙台と韓国光州- 


【案内チラシ】(PDF形式1.59MB)
期間 2012年12月8日(土)?2012年12月24日(月)
会場 地底の森ミュージアム企画展示室
 仙台市と姉妹都市10周年を迎える韓国光州広域市周辺で発見された旧石器を紹介しながら、約2万年前の氷河時代の環境と人びとの交流について考えます。 
<今回の企画展で紹介する旧石器遺跡>
 韓国:長陰遺跡・下加遺跡・新北遺跡、
 日本:岩戸遺跡・山田上ノ台遺跡・富沢遺跡・上ミ野A遺跡
主催:東北大学総合学術博物館、朝鮮大学校博物館、
    仙台市教育委員会、(公財)仙台市市民文化事業団
 近年、韓半島で約1?10万年前の旧石器時代の遺跡が続々と発見され、当時の古地理・古環境の元手の人類の活動の様子が明らかになってきています。さらに約2万?2万5千年前の、スンベチルゲ(剥片尖頭器)と呼ばれる特徴的なかたちをした石器が数多く発見されました。一方日本の東北地方では、1980年代に入って仙台市の山田上ノ台遺跡や富沢遺跡など旧石器時代の遺跡が発掘され、約2万年前の氷河期の環境や人類の活動の様相が明らかになりました。これらの遺跡から発掘された石器のかたちが、韓半島南部の石器とよく似ていることがわかってきました。
 今回の企画展では、仙台市と韓国光州広域市との国際姉妹都市提携10周年を記念して、地底の森ミュージアムを会場とし、漁師の周辺から発見された遺跡や旧石器に付いて紹介します。石器や古環境の研究成果を通じて分かってきた約2万年前の氷河期の人びとの交流に思いを巡らせてみましょう。
<公開講演会> 「氷河時代の日本列島と韓半島の交流ーもの作りと人の交流」
日時:平成24年12月15日(土) 14:00?15:30
講師:柳田俊雄(東北大学総合学術博物館館長・教授)
会場:地底の森ミュージアム研修室
参加:事前申し込み、一般60名(※応募多数の場合抽選)
申し込み締め切り:平成24年12月8日(土)必着
申し込み方法:往復はがき・FAX・またはE-mailに講演会名、住所、氏名、電話番号を明記し地底の森ミュージアムまでお送り下さい。
<関連講演会> 「氷河時代の日本列島と韓半島の交流ーもの作りと人の交流」
日時:平成24年12月22日(土) 13:10?14:10
講師:李起吉(リ・ギキル)朝鮮大学校教授(東北大学総合学術博物館客員教授)
会場:東北大学片平キャンパス 片平さくらホール
参加:申し込み不要、直接会場へ。(講演は日本語通訳付き)
主催:東北日本の旧石器を語る会

第26回 東北日本の旧石器文化を語る会 宮城大会 

日時 2012年12月22日(土)・23日(日) 参加費1,000円、発表要旨集代1,000円
会場 東北大学片平さくらホール >>>アクセスマップ  【開催要項】(PDF153KB)
主催 東北日本の旧石器文化を語る会  共催 東北大学総合学術博物館、東北大学大学院文学研究科
内容 講演「韓国後期旧石器時代後半石器群の性格」李起吉 朝鮮大学校教授(東北大学客員教授)
    ミニシンポジウム「動作連鎖と技術組織の理論と実践」
    話題提供「東北日本における旧石器時代遺跡の調査」および資料検討会
日程
【1日目】12月22日(土)
 開会 13:00
 講演 13:10~14:10 
     「?? ??????? ?? ???? ??(韓国後期旧石器時代後半石器群の性格)」
     李起吉 朝鮮大学校教授(東北大学総合学術博物館客員教授)
     通訳 洪惠媛(東北大学大学院博士後期課程)
 ミニシンポジウム「動作連鎖と技術組織の理論と実践」
 報告 14:20~14:45
     「技術組織論・動作連鎖論の人類学的背景と考古学的適用」 阿子島 香(東北大学)
     14:45~15:10
     「笹山原遺跡No.16第3石器集中の動作連鎖仮説に基づいた石器技術研究序説」
     會田容弘(郡山女子大学短期大学部)
     15:10~15:35
     「新潟県吉ヶ沢遺跡における石刃の接合資料」 澤田 敦(新潟県教育庁)
     15:45~16:10
     「石器作りの「上手・下手」の客観的評価
     -新潟県荒屋遺跡出土の彫刻刀形石器における使用と刃部再生の技術組織―」
     鹿又喜隆(東北大学)
     16:10~16:35
     「動作連鎖の概念に基づく技術学におけるテクニークの同定法
     ―山形県高瀬山遺跡出土杉久保型ナイフ形石器群の石刃剥離のテクニーク同定を例に―」
     大場正善((公財)山形県埋蔵文化財センター)
 討論・質疑応答 16:35~17:00
 資料検討会 17:00~17:30
 懇親会 18:30~20:30 さくらキッチン(東北大学片平キャンパス食堂)
【2日目】12月23日(日)
 開会 9:00
 話題提供「東北日本における旧石器時代遺跡の調査」
   9:10~9:30  「山形県高倉山遺跡第3次調査」(東北大学)
   9:30~9:50  「福島県笹山原No.16遺跡第12次調査」(郡山女子大学) 
   9:50~10:10  「福島県赤柴遺跡」(財団法人福島県文化振興財団)
   10:20~10:40 「新潟県真人原遺跡D地点第3次調査」(首都大学東京)
   10:40~11:00 「青森県安部遺跡(尻労安部洞窟)」(慶応大学)
 資料検討会 11:30~12:30
資料検討会への資料持ち込みについて
 石器・石材サンプル等の持ち込みを歓迎します。
参加申し込み・会費等
 ・参加希望者は12月7日までに下記あてにお申込みください。
  懇親会への参加・不参加を必ず添えてください。連絡はなるべくe-mailでお願いします。
 ・参加費は1,000円、発表要旨集代1,000円(予定)を当日受付で申し受けます。
 ・懇親会費は4,500円程度の予定です。参加される方は当日受付でお預かりします。
申し込み先:第26回宮城大会事務局 鹿又喜隆
        〒980-8576 仙台市青葉区川内27-1 東北大学考古学研究室 TeL. 022-795-6071
        e-mail kanomata(a)sal.tohoku.ac.jp <(a)を@に置き換えてください>
駐車場について
  会場の片平キャンパス内には駐車場はありませんので、ご注意ください。
宿泊
 斡旋はいたしませんので、各自で手配をお願いします。
※仙台市「地底の森ミュージアム」では、仙台市・光州広域市国際姉妹都市締結10周年を記念して、
  企画展「氷河期の人類-石器と遺跡からみる仙台と韓国光州」(会期:12/8~24)を開催中です。

文化講演会「東北地方最大の横穴式石室をもつ古墳―法領塚古墳」 

日時 2012年12月2日(日) 10:00~12:00 入場無料・要事前申し込み(空席があれば当日でも可のようです)
会場 聖ウルスラ学院英智小・中学校 講堂(一本杉キャンパス3号館) >>>アクセスマップ
主催 学校法人聖ウルスラ学院  【案内チラシ】(PDF1.65MB)
内容 第一部 発掘報告「法領塚古墳の発掘調査成果」 仙台市教育委員会文化財課 大久保弥生氏
    第二部 講演「法領塚古墳と仙台平野」 東北学院大学文学部長・教授 辻 秀人氏
    講演会後、現地の古墳の方へご案内します。
概要 聖ウルスラ学院一本杉キャンパス内にある法領塚古墳は、仙台平野を支配していた豪族によって古墳時代後期に築造されたと考えられる円墳です。大正六年「考古学雑誌」に紹介されて以来、キャンパス内の一角に保存されてきました。2010年に聖ウルスラ学院英智三号館の建設に伴って周辺部の発掘調査を行ったところ、半径約50mの周溝を持ち、横穴式石室を持つ円墳としては東北地方最大規模であることが判明しました。このように重要な遺跡に校舎の建つ聖ウルスラ学院では、この度、古墳文化を中心とした仙台平野の歴史と文化について理解を深めるために、文化講演会を企画しました(要約)。
参加申し込み ファックスまたはメールにて、お名前、ご住所、電話番号、参加人数をお書きの上お申し込みください。なお、駐車場には限りがございますので、最寄りの公共交通機関をご利用ください。
お問合せ・お申し込み先 学校法人聖ウルスラ学院 電話022-286-5935 FAX022-286-6334
                E-mail:sugiyama(a)st-ursula.ac.jp <(a)を@に置き換えてください>
多賀城市 山王遺跡(八幡地区)発掘調査現地説明会
日時 2012年11月10日(土) 10:30~
場所 山王遺跡(八幡地区)発掘調査現場
    多賀城市南宮字八幡(多賀城市立第二中学校東側) >>>Googleマップ
調査主体 宮城県教育委員会
調査概要 (1)以前の調査で確認されていた古墳時代中期(5世紀前半頃)のムラが、大溝と塀で囲まれていたことが判明しました。土器類の良好な一括資料も出土しています。(2)7世紀前半頃のムラの中を流れていた河川跡を調査し、土器類の良好な一括資料のほか、骨角器、木製品、動物遺体などが出土しました。(3)奈良~平安時代の陸奥国府・多賀城の南に面した城外につくられた方格地割(方形の区画)による町並みのうち、西4・北2A道路の交差点などを確認しました。
問い合わせ先 宮城県教育庁文化財保護課 TEL 022-211-3684

講演会「過去に学ぶ防災-文化遺産と科学-」 

日時 2012年10月21日(日) 13:00~16:30(開場 12:30) 申込不要・入場無料・一般の方のご参加も歓迎
場所 東北大学川内萩ホール >>>アクセスマップ  【案内チラシ】(PDF1.56MB)
内容 開会挨拶 日本文化財科学会会長 木下正史
    趣旨説明 日本文化財科学会文化財防災特別委員長 今津節生
    「東日本大震災被災紙資料の救援」 高妻洋成(奈良文化財研究所)
    「貞観地震・津波からの陸奥国府多賀城の復興」 柳澤和明(東北歴史博物館)
    「堆積物から復元される仙台平野の巨大津波」 松本秀明(東北学院大学)
    「地震考古学から21世紀の大地震を探る」 寒川旭(産業総合研究所)
    閉会挨拶 日本文化財学会行事担当 石崎武志  (プログラムは一部変更となる場合がございます)
開催趣旨 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、平安時代の貞観地震(869年)とそれに伴う津波の再来と言われています。1000年に一度の大災害ですが、さらに昔の弥生時代中期(約2000年前)にも、現在の海岸から4キロも離れた沓形遺跡(仙台市若林区荒井)で津波堆積物の砂で覆われた水田が発見されています。
 このように、遺跡を発掘すると、水田を埋める津波や水害の痕跡、噴砂や断層などの地震痕跡、火山灰に覆われた住居跡などを発見することがあります。地下に埋もれた微妙な変化を科学の力で解き明かすことによって、遠い過去の災害の記憶を記録することが可能です。
 私たちは遺跡と共に地下に眠る災害の痕跡を市民の皆さんにも知っていただき、自分の住む町の防災・減災に役立てていただきたいと願って講演会を企画しました。
 東日本大震災からの復興に向けた街づくり、今後予想される南海トラフの巨大地震に備えた防災・減災計画のためにも、現在を知り、過去に学んで未来に活かすことが大切だと考えます。多くの市民の皆さんのご参加をお待ちしています。
主催 日本文化財科学会  共催 東北大学埋蔵文化財調査室
実行委員会 木下正史(日本文化財科学会会長)・石崎武志(東京文化財研究所)
        今津節生(九州国立博物館)・上原真人(京都大学)・藤沢 敦(東北大学)
お問合せ先 日本文化財科学会事務局 631-8502 奈良市山陵町1500 奈良大学文学部文化財学科内
        TEL:0742-41-9548 FAX:0742-41-9548
        E-mail:jssscp(a)daibutsu.nara-u.ac.jp <(a)を@に置き換えてください>
平成24年度「史都多賀城 歴史・観光講座」
日時 2012年11月7日(木)・15日(木)・22日(木) 18:00~20:00 受講無料(要事前申し込み)
場所 多賀城市文化センター(中央公民館)第3・4会議室 >>>アクセスマップ
11月 7日(木)午後6時~8時 「仙台平野で発掘された津波痕跡」 斎野裕彦
11月15日(木)午後6時~8時 「貞観地震・津波に学ぶ」 柳澤和明
11月22日(木)午後6時~8時 「東日本大震災による文化財レスキュー活動から
                      ~倉の保存と新たなまちづくりの視点~」 高倉敏明
対象・定員・費用 16歳以上の方・60人・無料(要事前申し込み・1回のみの受講も可)
申し込み・問い合わせ先 多賀城市教育委員会 文化財課 調査普及係 022-368-0134
特別展「江戸の旅―たどる道、えがかれる風景」
会期:2012年9月28日(金)~11月11日(日)  会場 仙台市博物館 >>>ホームページへ
 記念講演会「江戸時代の街道と旅人―東海道を中心に―」 講師:愛知大学地域政策学部教授 渡辺和敏氏
 日時:10月27日(土)13:30~15:00  会場:仙台市博物館ホール  定員:200名<要事前申し込み>
特別展「みちのく鬼めぐり」
会期:2012年10月6日(土)~12月2日(日)  会場:東北歴史博物館 >>>ホームページへ
 記念講演会 「東北の鬼」  講師:内藤 正敏 氏 (東北芸術工科大学大学院教授)
 日時:11月11日(日) 午後1時30分~午後3時  場所:東北歴史博物館 3階講堂(申込不要・受講無料)
多賀城市 多賀城跡第85次発掘調査(政庁正殿跡)現地説明会
日時 現地説明会:平成24年10月6日(土) 午前10時30分から
    現地公開:平成24年10月7日(日)・9~11日(火~木) 午後2時から
          (現地公開期間中は午後2時から職員が調査成果を説明します)
場所 多賀城市市川字城前地内 多賀城跡第85次発掘調査現場
    (JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩15分) 位置図(PDFファイル:1.7MB)
調査主体 宮城県多賀城跡調査研究所
調査概要 今回の調査で、従来は2間と想定されていた第I期の掘立式の正殿の梁行(身屋)が3間であることが判明し、基壇の範囲も明らかになりました。また、第II期に礎石式の正殿に移行する時の様子が捉えられるとともに、今までは建て替えが不明だった礎石式の正殿が火災後の第III期に建て替えられたことが明らかになり、第IV期の地震後にも建て替えられた可能性があることがわかりました。正殿の変遷が具体的に把握できたのは大きな成果です。
その他 政庁跡北側の駐車場の利用はお控えください。現地説明会・現地公開にお車でお越しの方は、用意した見学者用駐車場(位置図参照)をご利用ください。当日は周辺に駐車場の案内板を設置しています。
問い合わせ先 多賀城跡調査研究所 電話:022-368-0102
>>>詳細情報(宮城県多賀城跡調査研究所ホームページ)
大崎市 団子山西遺跡発掘調査現地説明会
日時 2012年9月15日(土) 午前10時30分から
場所 団子山西遺跡発掘調査現場(大崎市田尻中目・駐車場あり)
調査主体 宮城県教育委員会
調査概要 奈良~平安時代の掘立柱建物跡10棟,竪穴住居跡7軒,溝跡,土器埋設遺構,土坑などが発見され,これらの遺構からは,奈良~平安時代の土師器,須恵器などが出土しています。このうち,掘立柱建物跡には大型の建物跡や倉庫と考えられる建物もあります。これらの建物群は方向,柱筋を揃えて,規格性をもって配置されていることから,北側に隣接する奈良時代の役所跡である新田柵跡に関連する建物群と考えられます。
問い合わせ先  発掘調査現場090-8252-3644(村上)
           宮城県文化財保護課022-211-3685(高橋)
>>>詳細情報(宮城県教育庁文化財保護課ホームページ)
多賀城市 山王遺跡(多賀前地区)発掘調査現地説明会
日時 平成24年9月1日 (土) 午前10時30分から(小雨決行)
場所 山王遺跡多賀前地区発掘調査現場(多賀城市山王)
    JR陸前山王駅の南東側(別添地図参照)・駐車場有り
調査主体 宮城県教育委員会
調査概要 多賀前地区では平成4~6年に三陸沿岸道路仙塩道路の2車線部分を調査した際、身分の高い役人の家や宴会を催した庭、町並みを区画する道路跡など多数の遺構を確認しておりますが、今回、その延長部分のほか、多数の建物跡等を新たに発見し、東西大路南側の町並みの様子がさらに明確になりました。
問い合わせ先  山王遺跡発掘調査現場
          TEL 080-5737-3989 柳沢
          宮城県教育庁文化財保護課埋蔵文化財第一班
          TEL 022-211-3684 天野
>>>詳細情報(宮城県教育庁文化財保護課ホームページ)
栗原市 伊治城跡発掘調査現地説明会
日時 2012年8月4日(土) 午後1時より
場所 伊治城跡発掘調査現場(栗原市築館字城生野)
調査主体 栗原市教育委員会
調査概要
 北東官衙域で計画的に配置された掘立柱建物跡3棟と柱列跡1条、竪穴住居跡8軒などを確認。伊治城内で柱列による区画を行う施設の発見は初めて。
問い合わせ先 栗原市教育委員会文化財保護課
          電話0228-42-3515
>>>詳細情報(栗原市ホームページ)
山元町 谷原遺跡・涌沢遺跡発掘調査現地説明会
日時 2012年8月5日(日) 午後1時より
場所 谷原遺跡・涌沢遺跡発掘調査現場(集合場所は谷原遺跡)(山元町山寺字谷原・涌沢)
調査主体 谷原遺跡:山元町教育委員会 涌沢遺跡:宮城県教育委員会
調査概要
谷原遺跡:縄文時代~中世頃の集落跡。竪穴住居跡、掘立柱建物跡、溝跡など多数の遺構・遺物を確認。
涌沢遺跡:平安時代~中世頃の集落跡。竪穴住居跡、掘立柱建物跡、溝跡、井戸跡、鍛冶関連遺構などの遺構を確認。土師器、須恵器、銅鏡(瑞花双鳥八稜鏡)、銭貨、石製品などの遺物が出土。特に鍛冶関連遺構については、製鉄から鍛冶までの一連の工程を考える上で貴重な発見。
問い合わせ先 山元町教育委員会生涯学習課0223-37-5116
          涌沢遺跡掘調査現場090-8252-3645(初鹿野)
          宮城県文化財保護課022-211-3684(天野)
>>>詳細情報(宮城県教育庁文化財保護課ホームページ)
特別展「インカ帝国展 マチュピチュ「発見」100年」
会期  7月6日(金)~9月9日(日)
会場 仙台市博物館 >>>ホームページへ
ミニ特集「被災地の文化財を守れ 仙台市・福島美術館所蔵の絵画」
会期  7月31日~8月26日
会場 仙台市博物館 >>>ホームページへ
特別企画展「発掘富沢!!-30年のあゆみ-」
会期  7月13日(金)~9月17日(月・祝)
会場 地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡保存館) >>>ホームページへ
企画展「横穴墓の世界-市内出土資料を中心に-」
会期  7月28日(土)~9月17日(月・祝)
会場 登米市歴史博物館 >>>ホームページへ

蔵王町 谷地遺跡発掘調査見学会 

日時 平成24年6月9日(土) 午後1時30分~(90分程度予定)
場所 谷地遺跡発掘調査現場(蔵王町大字円田字谷地)
調査結果の概要
① 縄文時代中期初め頃の集落跡を発見
 現在、約1,500㎡を対象に発掘調査を実施中ですが、これまでの調査で、縄文時代中期前葉(約5,000年前)の竪穴住居跡3軒、竪穴状遺構7か所、捨て場遺構4か所、貯蔵穴37基、焼土遺構17基など多数の遺構が確認されました。
 調査区内のやや標高の高い場所には竪穴住居と貯蔵穴群が作られ、窪地は捨て場として利用されていたことが判明しました。当時の人びとが自然の地形を上手に利用して集落を作り、生活の場としていたことが窺われます。

② 大型土偶など多彩な祭祀遺物が出土
 集落跡からは、既に整理箱で400箱を超える大量の縄文土器や石器などの遺物が出土しています。窪地や使われなくなった住居の跡などに形成された捨て場からは、特に多量の遺物が出土しており、土器の破片に混じって、焼いて細かく砕いた動物の骨や角、祈りや祭りで使われたと考えられる土偶や石棒なども出土しています。
 土偶は各部の破片40点以上が出土しており、高さ7cm程度の小型のものから、高さ15cmを超える脚部の破片まで大小さまざまなものがあります。このうち大型のものは山形県舟形町西ノ前遺跡で出土し、国宝に指定されている日本最大級の土偶「縄文のヴィーナス」(高さ45cm)の大きさに匹敵する可能性があります。

交通手段・現地案内
 自家用車等:町外からお越しの方は、「蔵王町役場」を目指してお出で下さい。
 公共交通機関:仙台からお越しの方は、高速バス「仙台―村田・蔵王町・遠刈田線」をご利用ください。JR東北本線白石駅・大河原駅からは「遠刈田温泉行き」路線バスが利用できます。いずれも「蔵王町役場前」下車。
※発掘調査現場には駐車場がありませんので、蔵王町役場・ございんホール駐車場をご利用ください(駐車場から発掘調査現場まで徒歩移動5分弱)。
問い合わせ先
 蔵王町教育委員会 教育総務課 0224-33-3008(担当 佐藤・鈴木)
その他
 発掘調査の様子はホームページでも公開しています(随時更新)。是非ご覧ください。
 蔵王町の歴史と文化財公式ホームページ「どきたんドットコム」http://www.dokitan.com/

2012年度日本セトロジー研究会第23回(松島)大会 

日時 2012年6月2日(土)・3日(日)
場所 マリンピア松島水族館
おもに鯨類やその他の海棲哺乳類についての研究大会です。くわしくは→http://cetology.seesaa.net/
*考古学関係の発表はありませんが、鯨類考古学にとっては参考になる情報も得られるとのことでご案内をいただきました。

歴ネット震災復興パネル展 

日時 2012年3月6日(火)~4月22日(日)
会場 歴ネット参加各館
    (仙台市富沢遺跡保存館・仙台市縄文の森広場・仙台市博物館・仙台城見聞館・瑞鳳殿・
     仙台市歴史民俗資料館・仙台文学館・仙台市戦災復興記念館)
内容:東日本大震災から1年の間、仙台歴史ミュージアムネットワーク(歴ネット)各館が取り組んできたことを紹介。詳しくは→http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/

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