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全国の考古学情報ー2016年度 
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平成28年度パネル展 「縄文の人体文土器とその世界」
 滝沢市けや木の平団地遺跡出土、市指定有形文化財「人体文付深鉢」の専用展示ケースが完成し、土器を常設展示でき、通常の観覧が可能となりました。
 縄文時代には、滝沢市けや木の平団地遺跡出土「人体文付深鉢」のように、土器に人物を装飾した「人体文土器」が出土しています。今回の展示では、東北地方から出土している「人体文土器」を写真パネルにて紹介します。
期間 平成29年3月7日(火)~3月31日(金)
会場 滝沢市埋蔵文化財センター ロビー

関連企画
日時:3月18日(土) 13時30分~15時10分
会場:滝沢市埋蔵文化財センター研修室
内容:講座「けや木の平団地遺跡 人体文土器の世界」
演題「けや木の平団地遺跡出土の人体文土器について」
 講師 井上雅孝(滝沢市埋蔵文化財センター主任主査)
演題「(仮題)狩猟文土器と人体文土器」
 講師 金子昭彦(岩手県立博物館主任専門学芸員)
演題「(仮題)縄文中期末から後期初頭の土偶について」
 講師 八木勝枝(岩手県埋蔵文化財センター文化財専門員)


フライヤー(PDF形式、316KB)
福島県国見町 阿津賀志山防塁第19次発掘調査 現地公開
 この度、文治5年(1189)の奥州合戦における最大の激戦地であった阿津賀志山防塁第19次発掘調査を実施いたしました。成果の概要がまとまりましたので、現地公開を下記の通り開催いたします。
日時 平成28年12月3日(土) 10:00~11:30
場所 阿津賀志山防塁国道4号北側地区(福島県伊達郡国見町大字石母田字国見山下地内)
>>>詳細は開催要項(PDF形式551KB)をご覧ください。
三遠南信自動車道 飯喬道路関連遺跡発掘調査完了記念展示会
「掘るしん in いいだ」
 長野県埋蔵文化財センターでは、三遠南信自動車道 飯喬道路建設に伴う関連遺跡の調査完了を記念して、展示会「掘るしんinいいだ」を開催いたします。また、この展示会に関連して講演会、シンポジウムを企画いたしました。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
期間:平成28年11月8日(火)~11月27日(日)
会場:飯田市美術博物館ロビーにて 入場無料
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
内容:竹佐中原遺跡・川路大明神原遺跡・鬼釜遺跡・神之峯城跡・鶯ケ城跡など飯喬道路関連の調査遺跡出土遺物、写真パネル等の展示
期間中の休館日:11/14(月)・11/21(月)・11/24(木)

関連行事
会場:飯田市美術博物館 講堂
①平成28年11月13日(日)
 講演会「三遠南信の戦国時代」
②平成28年11月26日(土)・11月27日(日)
 シンポジウム「竹佐中原遺跡と旧石器時代研究」
※いずれも事前申込み不要 参加無料

フライヤー(PDF形式1.68MB)
詳細情報 「掘るしんinいいだ」開催します|長野県埋蔵文化財センター
全国遺跡報告総覧シンポジウム 文化遺産の記録をすべての人々へ!
―全国遺跡報告総覧のメリットと公開までのハードル―
日時 平成28(2016)年11月28日(月) 13:00~17:30
会場 国立文化財機構奈良文化財研究所
    平城宮跡資料館講堂 (奈良市佐紀町247-1)
定員 200名
    ※事前に参加申込が必要です。詳細はこちらをご覧ください
主催 全国遺跡報告総覧プロジェクト
趣旨
 発掘調査報告書の電子書庫である「全国遺跡報告総覧」が昨年6月に公開され、1年半近くが経過しました。この間、国立文化財機構奈良文化財研究所と全国の国立大学及び地方自治体等の報告書発行機関が連携して取り組みを進め、「総覧」から公開される報告書は徐々に増えてきています。
 発行部数が少なく流通範囲が限られている発掘調査報告書をデジタル化してWeb公開することで、これまで閲覧することが困難だった報告書も、Web上で容易に閲覧することができるようになりました。また、全文検索や英語自動検索などの新たな機能は、報告書の発見可能性を飛躍的に高め、考古学研究の進展に寄与する可能性を秘めています。

フライヤー(PDF形式2.75MB)
 「総覧」公開のメリットは今後益々大きくなると思われますが、全国すべての地方自治体が発行する報告書を網羅するには、まだまだ越えなければならないハードルがいくつもあります。「総覧」に参加する機関を拡大し、公開される報告書を安定的に増やしていくためには、どのような将来展望と戦略が必要でしょうか。発掘調査報告書のデジタル化が果たす役割と可能性、参加機関が「総覧」公開に至るまでに何をなさなければならないかを、基調講演や事例報告、パネルディスカッションをとおして考えてみたいと思います。
 報告書のデジタル化や「総覧」への参加を検討されている埋蔵文化財担当者の皆さまのほか、広く文化資源のデジタル化に関心を持つ方々の参加をお待ちしています。

プログラム
報告「全国遺跡報告総覧の現況―参加機関数・登録件数・利用実績の推移―」
  矢田貴史 島根大学附属図書館 企画・整備グループ
報告「全国遺跡報告総覧の現況―システムの機能改善の状況―」
  高田祐一 奈良文化財研究所企画調整部 研究員
基調講演「大学教育と文化財保護―発掘報告書をめぐって―」
  坂井秀弥 奈良大学文化学部文化財学科 教授
事例報告「長崎県における報告書のデジタル化と公開について」
  古澤義久 長崎県埋蔵文化財センター 東アジア考古学研究室 主任文化財保護主事
事例報告「青森市における報告書デジタル化と公開への取り組み」
  木村淳一 青森市教育委員会事務局文化財課  文化財主査
事例報告「秋田県におけるセルフアーカイブ移行に向けた取組について」
  高橋 寛 秋田大学附属図書館 情報推進課 総括主査(学術企画担当)
報告「全国遺跡報告総覧と文化財活用事業」
  国武貞克 奈良文化財研究所都城発掘調査部 主任研究員
案内「全国遺跡報告総覧に参加するには―参加手続き・参加してからしていただくこと―」
  *著作権関係を含む
  矢田貴史 島根大学附属図書館 企画・整備グループ
パネルディスカッション
  コーディネータ: 坂井秀弥
  パネリスト: 矢田、高田、古澤、木村、高橋、国武の各氏
情報交換会(奈良文化財研究所 平城宮跡資料館小講堂)
>>>詳細情報 全国遺跡報告総覧シンポジウム|奈良文化財研究所
平成28年度埋蔵文化財講座
「弥生文化再考-湯舟沢III遺跡弥生土器圧痕レプリカ法調査の成果-」
日時 平成28年11月3日(木) 文化の日 午後1時~4時
会場 滝沢市埋蔵文化財センター 研修室
    入場無料 事前申し込み不要
内容
 講演「北の縄文文化とは?-縄文系弥生文化の構想と転換-」
    設楽博巳(東京大学大学院教授)
 報告「弥生土器の圧痕から何が分かったか?
 -レプリカ法による湯舟沢III遺跡の弥生土器圧痕調査の成果-」
    佐々木由香(株式会社パレオ・ラボ統括部長)
 見学「土器圧痕レプリカ法調査作業見学」
    滝沢市埋蔵文化財センター2階 整理室

フライヤー(PDF形式681KB)
シンポジウム「縄文時代のアスファルト利用」
 縄文時代、アスファルトは原産地からどのように運ばれ、どのように利用されていたのか? 各地の遺跡から出土した関連資料の特徴や、精製実験の内容をもとに、縄文時代のアスファルト利用について考えます。
期日 平成28年10月29日(土)・30日(日)
会場 御所野縄文博物館(岩手県二戸郡一戸町)
定員 150名 <入場無料・要参加申し込み>
日程
 10月29日(土)
  12:00~12:50 受付
  12:50~13:00 開会
  13:00~13:30 基調報告「縄文時代のアスファルト利用について」
  13:30~14:00 報告1 北海道
  14:00~14:30 報告2 青森県
  14:30~15:00 報告3 岩手県
  15:00~15:20 休憩
  15:20~15:50 報告4 秋田県
  15:50~16:20 報告5 宮城県
  16:20~16:50 報告6 山形県
  16:50~17:20 報告7 福島県 
 10月30日(日)
  9:00~9:20 受付
  9:20~9:50 報告8 新潟県
  9:50~10:20 精製実験について
  10:20~10:40 休憩
  10:40~12:00 討論
  12:00~13:00 昼食
  13:00~14:30 討論
  14:30 閉会
詳細情報 御所野縄文公園

フライヤー(PDF形式561KB)
平成28年度後三年合戦沼柵公開講座
雄勝城と沼柵 ~文献・考古資料から実像に迫る~
 横手市西部は、昭和30年代まで旧雄勝郡と旧平鹿郡であった。『続日本紀』によると天平五年(733)、雄勝村に郡を建て、天平宝字三年(759)年に雄勝郡と平鹿郡が置かれ、古代城柵である雄勝城が築城されたことが知られる。近年の秋田県教育委員会及び横手市教育委員会の発掘調査から、同時代の資料がこの地域から集中して見つかっており、古代律令国家が作った役所である雄勝城及び雄勝・平鹿郡府の存在も考えられる。また同時に沼柵や金沢柵の推定地周辺においても古代の遺跡が集中していることから、その地域拠点にいた豪族が力を付け古代律令国家の地盤を引き継ぎ、後三年合戦関連遺跡の柵へと向かうのではないかと考えられる。
 今回の公開講座は、古代律令国家が横手盆地に作ったとみられる交通路の問題や多賀城・秋田城・払田柵などの古代城柵から見た未発見の雄勝城の立地条件、また出土遺物から時代の整合性を検討することにより、横手市西部の歴史的意義を明らかにすることを目的としている。

フライヤー(PDF形式1.43MB)
1. 主催 横手市教育委員会、協力 雄物川地域づくり協議会、雄物川町文化財保護協会
2. 日時 平成28年8月7日(日) 10:00~16:30
3. 会場 雄物川コミュニティセンター 入場無料
4. 公開講座内容
   09:00~10:00  開場・受付
   10:00~10:10  開会行事 
   10:10~10:40  報告1 「払田柵跡関連遺跡の調査‐造山地区を中心に‐」
               五十嵐一治氏(秋田県埋蔵文化財センター)
   10:40~11:00  報告2 「陸奥の須恵器からみた造山遺跡群の出土遺物
               -城柵造営期の須恵器の生産と特徴-」 櫻井友梓氏(岩手県教育委員会)
   11:00~11:10  休憩
   11:10~11:40  報告3「在地豪族の台頭と沼柵」 島田祐悦(横手市教育委員会)
   11:40~13:00  休憩(昼食)
   13:00~14:00  基調講演1「奈良時代後半の城柵‐陸奥国の城柵から第1次雄勝城を考える‐」
               村田晃一氏(宮城県教育委員会)
   14:00~15:00  基調講演2「古代横手盆地をめぐる交通路と政治・社会」
               永田英明氏(東北大学)
   15:00~15:20  休憩 
   15:20~16:30  座談会 「雄勝城と沼柵 ~文献・考古資料から実像に迫る~」
   司会 高橋学氏(秋田県埋蔵文化財センター パネリスト 上記講師陣
   16:30~     閉会 
5.問い合わせ先
   横手市教育委員会教育総務部文化財保護課 TEL:0182-32-2403 FAX:0182-32-4034
岩手考古学会総会・岩手考古学会第48回研究大会
「考古資料にみる「平泉」とその周辺-平泉研究のこれまでと課題-」
1.期日 平成28年7月9日(土)
2.会場 平泉文化遺産センター(岩手県西磐井郡平泉町平泉字花立44番地、施設案内
3.日程
12:45  開会
12 :50 ~13:40  講演 「平泉研究のこれまでと今後の課題」  八重樫忠郎(平泉町)
13:40~14:10  発表1 平泉遺跡群の近年の調査成果  島原弘征(平泉町教育委員会)  
14:10~14:40  発表2 平泉以北・周縁辺部の様相  及川真紀(奥州市教育委員会)
休憩
14:50~15:20  発表3 紫波郡以北の様相  羽柴直人(岩手県埋蔵文化財センター)
15:20~15:50  発表4 岩手県沿岸部の様相  村田 淳(岩手県埋蔵文化財センター)
15:10~16:20  発表5 栗原郡域の様相  安達訓仁(栗原市教育委員会)
討議16:30~17:30  
国見町 塚野目古墳群測量調査 現地説明会
開催要項・会場周辺の案内図(PDF形式)
 国見町教育委員会と福島大学考古学研究室では、「塚野目古墳群」の詳細測量調査を、4月末から5月上旬にかけて、ご協力をいただき実施しました。今回の調査では、県史跡「塚野目1号墳」の墳丘測量調査を実施し、詳細な形状と規模を把握できました。現地にて成果報告会を開催いたしますので、是非ご参加ください。
日時 平成28年6月19日(日) 13:30~15:00(予定) 
集合場所 塚野目1号墳(福島県伊達郡国見町塚野目字前畑19-1:正法寺・八幡神社境内)
その他 現地には駐車場がございません。お車でお越しの際は森江野町民セ ンターをご利用ください。
問い合せ 国見町教育委員会 生涯学習課生涯学習係 電話024-585-2676

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